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特種電気工事資格者とは?

特種電気工事資格者とは、自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)の電気工事のうち、ネオン工事と非常用予備発電装置工事に携われることが出来る資格である。

ネオン工事:ネオン管の設置やネオン電線の配線などの工事のこと
非常用予備発電装置工事:非常用予備発電装置として設置される原動機・発電機・配電盤や、それらの附属設備に関わる電気工事のこと

資格を取得する方法は、認定講習を受ける場合と、技術者試験を受ける場合の2種類ある。

■特殊電気工事資格者(ネオン工事)の取得方法
〇認定講習
受講資格:電気工事士の免状がある者
※講習後、認定証を受けるにはネオン工事に関する5年以上の実務経験が必要
主催:一般財団法人 電気工事技術講習センター
講習時間:6時間(1日)
受講料:18,000円(税込み)
受講内容:
・自家用電気工作物の保安に関する法令
・電気に関する基礎理論
・配電理論及び配線設計
・配線図
・ネオン工事に係る検査方法
・ネオン工事用の材料及び工具
・ネオン工事の施工方法
〇ネオン工事技術者試験
受講資格:電気工事士の免状がある者
主催:公益社団法人 日本サイン協会
受験料:20,000円(税込み)
試験内容:筆記試験・技能試験とも合格基準は「60%以上」
・筆記試験(次の科目について、択一式、記述式)50分
①電気に関する基礎理論
②配電理論及び配線設計
③配線図
④ネオン工事用の材料及び工具
⑤ネオン工事の施工方法
⑥ネオン工事に係る検査方法
⑦自家用電気工作物に関する法令
・技能試験(実技試験)50分
自家用電気工作物に係る工事のうちネオン用として設置される分電盤、主開閉器、タイムスイッチ、点滅器、ネオン変圧器、ネオン管及びこれらの付属設備を設置する工事または変更する工事の全部または一部について

■特殊電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の取得方法
〇認定講習
受講資格:電気工事士の免状がある者
※講習後、認定証を受けるには非常用予備発電装置に関する工事に関する5年以上の実務経験が必要
主催:一般財団法人 電気工事技術講習センター
講習時間:6時間(1日)
受講料:18,000円(税込み)
受講内容:
・自家用電気工作物の保安に関する法令
・電気に関する基礎理論
・非常用予備発電装置の基礎
・非常用予備発電装置に係る検査方法
・非常用予備発電装置工事の施工方法
〇自家用発電設備専門技術者試験
受講資格:電気工事士の免状がある者で、装置部門・据付工事部門は5年・保全部門は3年の実務経験を有する者(学歴や保有資格により短縮される場合あり)
また、認定講習以外の講習の受講が必須(2日間で9時間20分 内容は試験科目と同じ)
主催:一般社団法人日本内燃力発電設備協会
受験料:39,000円(税込み)
試験内容:1部門受験90分 2部門受験120分 3部門受験150分
・必須科目 自家用発電設備に関する法令・自家用発電設備の基礎
・選択科目 
装置部門:自家用発電設備の構造及び性能
据付工事部門:自家用発電設備の工事の施工方法
保全部門:自家用発電設備に係る検査・点検

■資格取得のメリット
・電気工事に関する技術力の向上
・行える電気工事の幅が広がる

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