防災管理点検資格者とは？
防災管理点検資格者とは、大規模建築物等における防災管理に関する所定の資格講習を修了した者である。地震等の火災以外の災害の被害の軽減など防災管理に関する専門知識を有していることが証明される。
防災管理点検資格者は、防災管理業務の遂行上管理的又は監督的な地位にある場合において防災管理者となることが可能だ。
資格を取得するには、防災管理点検資格者講習を受ける必要がある。
■防災管理点検資格者講習の概要
主催：一般財団法人 日本消防設備安全センター
日程：2日間
費用：17,784円～18,884円（税込み）
※費用は免除科目の有無で異なる
※合否判定結果通知郵送料84円を含む
講習内容：
・防災管理の意義及び制度
・防災管理に係る訓練及び教育
・防災管理に係る消防計画
・防災管理対象物の点検要領
修了考査：1時間
・防災管理の意義及び教育制度関係 9問
・点検要領関係 7問
合計16問のうち、分野ごとに50％以上かつ全体の出題数の70％以上正解で合格
■受講資格
次のいずれかの実務経験がある者が受講可能である。
・防災管理者として、3年以上の実務経験
・防災管理講習終了者で、5年以上の実務経験
・市町村の消防職員として防災管理業務について、1年以上の実務経験
・市町村の消防職員として、5年以上の実務経験
・市町村の消防団員として、8年以上の実務経験
・防火対象物点検資格者として、3年以上の実務経験
■メリット
防災管理点検報告が必要な大規模建築物等の管理を行う会社への転職に役立つ
■直近とその前年の受験者数＆合格率
2021年度は全10回（前年は9回）講習が行われ、受講者数は＋149人の469人、合格者は＋142人の456人、合格率は－0.9ポイントの97.2%という結果だった。
