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解体工事施工技士とは?

解体工事施工技士とは、解体工事を行うために必要な技術や知識を持っていることを証明するための国家資格である。
解体工事業に従事する現場管理者等の解体工事技術、廃棄物の適正処理、建設リサイクル法に対応した施工管理能力の向上を図ることを目的としている。

解体工事施工技士になるには、公益社団法人全国解体工事業団体連合会(全解工連)が実施する試験に合格し、本人が申請によって「解体工事施工技士登録者名簿(毎年発行)」に登録する必要がある。
登録の有効期間は5年間。更新講習を受講することによって更新可能だ。

■試験概要
形態:四肢択一式(50問・90分)及び記述式(5問・120分)
出題範囲:
・土木、建築の基礎知識
・解体工事施工の計画
・解体工事施工管理
・解体工法
・解体用機器
・安全管理
・環境保全
・副産物、廃棄物対策
・関連法規その他
合格基準:
・試験委員会で決定した合格基準点を上回れば合格となる
・四股択一式試験の得点、記述式試験の得点及び合計得点にそれぞれ基準点が設定される

■受験資格
原則として解体工事実務経験年数8年以上で受験可能である。
学歴・指定学科により必要な経験年数が短縮される。
〇大学卒業または4年制専門学校を卒業した高度専門士の場合
・指定学科卒業後1年6か月以上の実務経験が必要
・指定学科以外卒業後2年6か月以上の実務経験が必要
〇短期大学卒業または5年制の高等専門学校卒業または専門学校を卒業した専門士の場合
・指定学科卒業後2年6か月以上の実務経験が必要
・指定学科以外卒業後3年6か月以上の実務経験が必要
〇高等学校卒業または中東教育学校卒業または1年制の専門学校を卒業した者の場合
・指定学科卒業後3年6か月以上の実務経験が必要
・指定学科以外卒業後5年6か月以上の実務経験が必要
※指定学科とは、国土交通省令(施工技術検定規則〈土木施工管理・建築施工管理〉)に規定されている学科である。

■メリット
建設リサイクル法に規定された解体工事業の登録及び解体工事現場の施工管理に必要な技術管理者並びに建設業法に規定された解体工事業許可及び解体工事現場の施工管理に必要な主任技術者の資格要件に該当する。

■資格保持者の人数
合格者:26,602名(2021年2月現在 第28回までの合格者数)
登録者:19,663名(2020年5月現在)

■受験者数&合格率
第29回(2021年度試験)の受験者数は2,311人、合格者は1,378人、合格率は59.6%という結果だった。
なお、第1回~第27回までの合格率平均は56.3%である。

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