空調給排水管理監督者とは?
空調給排水管理監督者とは、空気環境の調整、給水及び排水の管理並びに飲料水の水質検査の監督を行う者である。
空調給排水管理監督者講習を受講し、試験に合格した者に与えられる国家資格だ。
建物のほとんどには、空調や給排水の設備が設置されており、劣化を防ぐには定期点検・修理が必須である。
劣化すると、人の健康を害する恐れがあるため空調給排水管は定期的な点検・管理が必要だ。
空調給排水管の点検・管理の監督を行うのが空調給排水管理監督者の主な業務だ。
■講習概要
実施期間:公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
日程 :2日間(14時間)
費用 :31,000円(非課税、受講申込時には不要)
講習内容:
・建築物環境衛生制度 2時間
・建築物の衛生的管理 9時間
・作業監督の実際 3時間
試験時間:90分
資格保有者数・合格率は公表されていないが、試験は講習をきちんと聞いていれば受かる内容と言われており、合格率は高い。
知事登録の有効期限は6年、更新には再講習の受講が必要。
再講習は、新技術・新知識の修得及びその他必要な知識の反復履修も目的として、7時間の講習および1時間の試験が行われる。
■受講資格
次の①・②のいずれかに該当する者が受講できる。
①ビル設備管理技能士
②建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の免状交付を受けている者
■資格取得のメリット
・害虫駆除業者、ビル管理会社への転職に有利