ダクト清掃作業監督者とは?
ダクト清掃作業監督者とは、空気調和用のダクトの清掃作業の監督を行う者である。ダクト清掃作業監督者講習を受講し、試験に合格した者に与えられる国家資格だ。
ダクト清掃作業監督者は、建築物空気調和用ダクト清掃業に登録するために必須の資格である。
他の登録営業所の監督者として兼任することはできない。
また、建築物清掃業や空気環境測定業など他の登録業種の有資格者としても兼任できない。
資格保有者数・合格率は公表されていないが、試験は講習をきちんと聞いていれば受かる内容と言われており、合格率は高い。
知事登録の有効期限は6年、更新には再講習の受講が必要。
再講習は、新技術・新知識の修得及びその他必要な知識の反復履修も目的として、2日間で講習および試験が
行われる。
■講習概要
実施期間:公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
日程 :4日間(28時間)
費用 :56,000円(非課税、受講申込時には不要)
講習内容:
・建築物環境衛生制度 2時間
・空調衛生概論 4時間
・建築設備概論(空調設備関係) 5時間
・作業の安全管理 2時間
・ダクト清掃各論 15時間
試験時間:90分
■受講資格
①学校教育法に基づく高等学校若しくは中等教育学校又は旧中等学校令に基づく中等学校を卒業した後、
2年以上建築物における空気調和用ダクトの清掃に関する実務に従事した経験を有する者
②5年以上建築物における空気調和用ダクトの清掃に関する実務に従事した経験を有する者
③①と同等以上の学歴及び実務の経験を有すると認められる者
■資格取得のメリット
・ビル管理業者、清掃会社への転職に有利