貯水槽清掃作業監督者とは?
貯水槽清掃作業監督者とは、受水槽、高置水槽等建築物の飲料水の貯水槽の清掃、管理、監督を行う上で必要となる知識を習得したことを証明する国家資格である。貯水槽清掃作業監督者講習会を受講し試験に合格した者に与えられる。
都道府県知事に貯水槽清掃業として登録するための有効期間は6年だ。延長するためには再講習が必要。
ただし、貯水槽清掃作業監督者としての資格自体は消失しない。
貯水槽の清掃は資格がなくてもできるが、有資格者を歓迎する企業は多く、特別手当を支給している会社も
ある。
貯水槽を適切に清掃・管理する仕事はなくなる可能性が低く、日本の水野安全を守る重要な仕事として
安定した需要が期待できる。
■講習概要
実施機関:公益財団法人日本建築衛生管理教育センター
費用:52,000円(非課税、受講申込時には不要)
日程:4日間(講習会場により日程は異なる)
講習内容:28時間
・建築物環境衛生制度
・給水衛生概論
・建築設備概論(給水設備関係)
・作業の安全管理
・貯水槽清掃各論
試験時間:1.5時間(講習の最後に試験を行う)
■受講資格
次の①~③のいずれかに該当すれば受講可能である。
①学校教育法に基づく高等学校若しくは中等教育学校又は旧中等学校令に基づく中等学校を卒業した後、
2年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者
②5年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者
③①と同等以上の学歴及び実務の経験を有すると認められる者
■資格取得のメリット
・合格率は公表されていないが、講習を受講すれば試験に合格する可能性が高い資格
・清掃現場の責任者として現場をマネジメントするなど、キャリアアップも可能
・ビル管理会社や清掃会社などに就職し、オフィスビルや商業施設、マンションなど、さまざまな建物内で作業できる