ZEH(ゼッチ)デベロッパーとは?
ZEH(ゼッチ)デベロッパーとは、ZEH-M(ゼッチ・マンション)普及の役割を担うマンションデベロッパーや建設会社などのことである。経済産業省が登録制度を設け、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が公募登録した。
登録対象は、建築主や建築請負会社(ゼネコン、ハウスメーカーなど建設会社)などの法人である。
登録されたZEHデベロッパーはSIIのHP上で公表され、政府はそれを元にZEH普及に向けた施策を検討する。
ZEHデベロッパーの登録は、原則として1法人につき1登録だが、複数のグループ会社(支社、子会社等)を
まとめて登録することも可能。
【ZEHデベロッパーの種別】
ZEHデベロッパーには、「マンションデベロッパー」(D登録)と「建築請負会社」(C登録)の2つの種別が
ある。
① マンションデベロッパー
自社のZEH-M普及計画を有するマンションデベロッパーを指す。
② 建築請負会社
ZEH-Mの案件形成の中心的な役割を担い、ゼネコンやハウスメーカーなどZEH-Mの実現に係る建築請負業務
を受注する立場のもので、以下に示す役割を担う体制を有するもの。
・ZEH-M相談窓口
建築主等から問合わせ対応ができる相談窓口を設けて、具体例の紹介や概要案内など広報活動を実施する。
・ZEH-M開発支援
建築主等の依頼に基づき、設計・設計施工などZEH-Mの建築請負業務を受注する。
【ZEHとは】
ZEHとはNet Zero Energy houseの略称で、読み方は「ゼッチ」または「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」。
「省エネ」と「創エネ」によって、年間で使うエネルギー量が創るエネルギー量との差し引きで、概ねゼロ以下となる環境配慮型住宅を指す。
外皮の断熱性能等の大幅な向上と、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネを実現した上で、再生可能エネルギーを導入して年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指すのだ。