登録サッシ・カーテンウォール基幹技能者とは?
登録サッシ・カーテンウォール基幹技能者とは、熟達した作業能力、豊富な知識、現場を効率的にまとめるマネジメント能力を備え、資格認定を受けた優秀な技能者である。
登録サッシ・カーテンウォール基幹技能者講習を受講し、修了試験に合格した者に与えられる。
カーテンウォール・サッシ工事は、建築現場で躯体から仕上げの工事に移るときの下準備になる工事だ。
■講習概要
実施機関:
・一般社団法人日本サッシ協会
・一般社団法人建築開口部協会
費用 :20,900円(税不明)
日程 :2日間で延べ13時間(毎年11月)
講習内容:
・基幹技能者のあり方
・OJT教育に関する事項
・サッシ・カーテンウォールのモノづくりの特性と必要な技能
・関連法規に関する事項
・事務管理・工程管理・資材管理・原価管理・品質管理・安全管理に関する事項
試験時間:2時間(四者択一 60問・60点以上で合格)
毎年11月~12月に講習とは別日で実施
■受験資格
次の要件を全て満たしていること
① サッシ、ドア、カーテンウォール又はシャッター施工の実務経験が通算10年以上
② 実務経験のうち、サッシ、ドア、カーテンウォール又はシャッター施工の職長経験が通算3年以上
③ 1級サッシ施工技能士資格保有者 もしくは、1級カーテンウォール施工技能士資格保有者又は
優秀施工者国土交通大臣顕彰者
■資格を取得するとできること
・リーダーとして、部下に適切な役割分担を決め、作業手順を示し、他業種との調整・折衝を行い工事の円滑化
を推進する
・効率的な輸送方法、荷揚げ方法、取付け方法を前提とした作業の段取りの提案
・現場実態に適合した合理的な施工方法及び安全対策を提案
・部下の指導・教育を計画的に実行することにより、若年技能者を短期間に優秀な技能者として育成する
■資格取得のメリット
資格保持者が在籍する建設業者(建具工事業)には経営事項審査で3点の加算が行われる。
■資格保持者の人数
1,044名(2022年03月31日 現在)
■直近とその1つ前の受験者数&合格率
2021年度の試験は2020年度と比べて、+68人の101人、合格者数は+64人の97人、合格率は-4.0ポイントの
96.0%という結果だった。
2020年度の受験者数は33名、合格者数33名で合格率は100%という結果だった。