登録海上起重基幹技能者とは?
登録海上起重基幹技能者とは、海上工事における技術と技能を備えたレベルの高い船長等であることを証明する資格である。登録海上起重基幹技能者は、作業船を使用して実施する海上工事に関して、主任技術者が提示する施工計画・
技術上の指示内容に対して、適切な施工方法を提案・調整する。
また、効率的な作業方法・作業手順を構成し、作業船・船舶乗組員の作業を指揮・監督する。
生産性の高い、安全で高品質な建設生産の実現に寄与するものであることが求められる。
登録海上起重基幹技能者講習課程を修了した後、登録海上起重基幹技能者試験に合格し、
登録した者に与えられる。
■講習および試験概要
実施機関:一般社団法人 日本海上起重技術協会
費用 :受講料+受験料55,000(税込)
日程 :10月(登録講習、認定試験合わせて2日)
講習内容:
海上工事における以下の内容の講義を受ける。
・基幹的な役割及び当該役割を担うために必要な技能に関する講義
・関係法令に関する講義
・資材管理・原価管理・品質管理・施工管理・工程管理・安全管理に関する講義
試験時間:四者択一 20問 90分
■受験資格
①次の資格のいずれかを取得している者であること
・(一社)日本海上起重技術協会が認定する「海上起重作業管理技士」資格取得者であって、受講時有効期限内の
資格者証を所持している者
・建設マスター顕彰者〔建設機械運転工(海上工事)、しゅんせつ工に限る〕
②次の実務経験を有する者であること
・資格対象船団に示す作業船の乗組員として乗船し、土木工事又はしゅんせつ工事においてそれぞれ10年以上の
海上工事に従事した実務経験
・土木工事又はしゅんせつ工事において、それぞれ 3 年以上の作業船団の職長(指揮・監督者)経験
③労働安全衛生法に基づく職長教育又は職長・安全衛生責任者教育を受講している者であること