登録左官基幹技能者とは?
登録左官基幹技能者とは、所定の資格を持つ左官技能士に対して認定試験を実施し、合格すると取得できる資格である。左官工事業において、建設キャリアアップシステムのレベル4になれる。
■講習および試験概要
実施機関:一般社団法人 日本左官業組合連合会
費用 :受講料31,500円(税込)
時間 :660分(11時間)
講習内容:
・基幹技能一般知識に関する科目
基幹技能者のあり方、OJT教育に関する事項
実務に役立つ話し方と関係者との調整方法
左官のものづくりの特性
・基幹技能者関係法令に関する項目
関連法規に関する事項(建設業法・労働安全衛生法)
・建設工事の施工管理、工程管理、資材管理その他の技術上の管理に関する科目
試験時間: 四者択一式25問×4点 1時間
■受験資格
①次のいずれかの資格を有すること
・1級左官技能士
・1級建築施工管理技士・2級建築施工管理技士(仕上げ)
・職業訓練指導員(左官職種)
・優秀施工者国土交通大臣顕彰者(建設マスター)
②左官工事の現場施工において10年以上の経験のある者
③実務経験年数のうち、3年以上の職長経験を有すること
④職長・安全衛生責任者教育修了者
■試験問題例
左官用語の解説に関して、最も不適当なものはどれか。
1.「セルフレベリング」とは、流し込むだけで平坦になる性質をいう
2.「シーリング材料」は長時間安定して水密や気密効果があるものをいう
3.「グラウト」とは、作業性、施工軟度をいう
4.「スラリー」とは、液体中に細かい固体粒子が濃厚に混合され、かつ安定の状態にあるものをいう