登録橋梁基幹技能者とは?
登録橋梁基幹技能者とは、鋼構造物工事業、とび・土工工事業の主任技術者としてスキル・知識・管理能力を証明する資格である。
橋梁建設工事の現場において、熟達した作業能力と豊富な知識を持つことが証明される。
登録橋梁基幹技能者講習を受講し、試験に合格した者に与えられる。
■講習および試験概要
実施機関:一般社団法人 日本橋梁建設協会
費用 :35,000円(税込)
日程 :認定講習は7月から翌年2月の期間内で4日間 会場ごとに日程が決められる
時間 :午前 9:00 ~ 午後 5:00(4日間とも)
講習内容:
①基幹技能一般知識に関する科目 3時間30分
②基幹技能関係法規に関する科目 1時間
③建設工事の施工管理・工程管理・資材管理・その他の管理に関する科目 21時間30分
試験時間:90分(四者択一式 50問)
※合格後は、5年ごとに更新が必要
■受験資格
①鋼橋架設工事の実務経験10年以上(通算して120ヶ月以上)
②下記の教育・講習を修了していること。
・鋼橋架設等作業主任者技能講習
・足場の組立等の作業主任者技能講習
・玉掛技能講習
③職長として3年以上の実務経験を有していること(通算して36ヶ月以上)
「職長教育修了証」や「職長・安全衛生責任者教育修了証」が必要。
④年齢が28歳以上であること。(講習初日時点)
■資格取得のメリット
・経営審査事項の項目及び基準を定める件による技術職員として一業種3点の加点となる
・建設業法の「主任技術者の要件を満たす者」に認められる
・橋梁工事建設キャリアアップシステムで最高位の証であるレベル 4(ゴールドカード)認定対象者となる。
■主な仕事内容
①現場の状況に応じた施工方法等の提案・調整など
②現場の作業を効率的に行うための技能者の適切な配置・作業方法・作業手順の構成
③前工程・後工程に配慮した他の登録基幹技能者や職長との連絡・調整
④元請技術者との打合せ・報告