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ローカライゼーション(座標変換)とは?

ローカライゼーション(座標変換)とは、GNSS座標系を現場の平面直角座標に変換させることである。

工事を行う際は、「X座標」「Y座標」「標高」の平面直角座標系で表される「工事基準点」を使用する。
TS(トータルステーション)を使って工事基準点の座標を計測する場合は、地表で行うため測量根拠は
地上での計測座標になる。
※TS:1台の機械で角度と距離を測定する電子式測距測角儀

一方、GNSSを用いた計測での測量根拠となる座標は、衛星からの信号から求めるため現地の
工事基準点座標との間に差が生じてしまう。
この差を埋めるため、平均的に局地化することがローカライゼーションである。

ローカライゼーションを実施することで、GNSS座標を現場座標へ変換するテーブルが作成される。
以降は、GNSS座標の計測値より自動的に現場座標の計測値が得られる。
つまり、ICT建機を稼働させながらでも位置計測ができ、高精度で施工可能になるのだ。

ローカライゼーションを行う流れは次の通り。
①GNSS基準局を設置する
 設置の注意点
 ・上空視界が確保されていること
 ・電波塔など障害電波が発生していないこと
 ・金属製品が近くにないこと
 ・基準局から送られる補正データをICT建機が受け取れること
②移動局を用いて任意の基準点を観測する
 基準点は工事施工範囲を囲うように設置する
 3次元座標で最低でも4点以上
③座標変換地を作成する
 基準点座標データと観測データを使って座標変換値を作成する。


出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/content/001475914.pdf

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