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営繕とは?

営繕とは、建築物の「営造」と「修繕」のことである。
具体的には、建築物の新築・増築・修繕及び模様替えなどを指す。
西暦701年に制定された『大宝律令』において用いられた言葉の一つだ。

建物を長く大切に使うには、定期的なメンテナンスが不可欠である。
国土交通省では、官公庁施設の建設等に関する法律に基づき、施設整備に関する業務を行っている。
また、国民の共有財産である官庁施設について、災害を防除し必要な機能を確保できるよう基準を設定。
各省各庁に対して指導・監督を行っている。

【営繕業務】
建設系・電気系・機械系の3職種が専門性を活かして連携し、
次の流れで官庁施設の整備や保全に取り組んでいる。
企画:事業の内容や建物の要求性能等を決定・予算措置を行う
設計:建物の使用を決定・施工に必要な図面を作成
施行:工事を実施・建物を整備する
保全:建物を使用する上で必要な運用・維持管理を行う

【営繕の主な取り組み】
(1)防災・減災
防災拠点となる官庁施設の防災機能や、災害時にも業務が継続できるような機能強化、津波対策、
被災した官庁施設への技術支援などを行う。

(2)老朽化対策
官庁施設全体の40%を占める築30年以上の施設の計画的・効率的な保全を実施。
官庁施設の長寿命化に向けた取組を行っている。

(3)地域社会との連携
地域社会と連携し、歴史的・文化的資産の活用、ユニバーサルデザインに関する取組みを行う。

(4)環境対策・木材利用
企画・設計・工事・運用・廃棄にいたるまでのライフサイクルを通じた環境負荷低減を推進。
「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき、
国が整備する公共建築物の木材利用を進める。

(5)公共建築の先導的役割
発注者支援に関する取組や働き方改革・生産性向上に向けた取組、BIM・PFIに関する取組などを行う。


※出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_fr2_000002.html

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