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建築保全業務労務単価とは?

建築保全業務労務単価とは、各省各庁の施設管理者が直接人件費を積算するための参考単価である。
対象となるのは、建築保全業務共通仕様書を適用する業務だ。
国土交通省官庁営繕部が毎年度実施している建築保全業務労務費の調査に基づいて作成される。
参考価格であり、外注契約における技術者単価や雇用契約における技術者への支払賃金を
拘束するものではない。

建築保全とは、建築物が完成してから取り壊されるまでの間、性能や機能を良好な状態に保つほか、
社会・経済的に必要とされる性能・機能を確保し、保持し続けることである。

建築保全業務労務単価は、次の3つで構成される。
1.日割基礎単価
正規の勤務時間内に業務を行う場合の1日(8時間)当たりの単価
・基本給相当額
・基準内手当(家族手当・住宅手当・通勤手当等)
・臨時の給与(賞与等)
以下の賃金・手当・経費は日割基礎単価に含まれない。
・時間外・休日及び深夜の労働についての割増賃金
・各職種の通常の作業条件または作業内容を超えた労働に対する手当
・業務管理費及び一般管理費等の諸経費

2.割増基礎単価率
割増基礎単価率は、日割基礎単価に乗じて割増基礎単価を算出するための率である。

正規の勤務時間を超えて業務を行う場合の時間外単価や、午後10時から午前5時までの時間帯に業務を行う場合の夜勤単価を算出するための基礎となる1時間当たりの単価である。

3.宿直単価
宿直単価は、現場に宿直する場合の1回当たり定額単価である。

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