RCCMとは?
RCCMとは、Registered Civil Engineering Consulting Managerの略で、シビルコンサルティングマネージャーという土木工事関連の専門技術者の資格のこと。
Registered:登録済みの
Civil:市民
Engineering:工学
Consulting:コンサルティング
Manager:管理者
建設コンサルタントとして働くためには必要な資格で、国土交通省からも重視されている。
公共性の高い施工に関しては、施主でも施工者でもない立場からのコンサルティングが重要である。
資格保有者は、土木工事に関わる専門職としての知識や技術を持った「管理技術者」「照査技術者」として
働く能力を備えた人材として認められる。
(※照査とは、設計ミスがないかチェックすること)
技術士と比較されることが多い。
【仕事内容】
・施主や施工会社との打ち合わせ
・工事の企画
・施工予定地の調査
・施工計画の作成
【資格取得のメリット】
・知識・経験の評価材料になる
・管理能力が認められる
・転職に有利
【試験概要】
■受験資格
以下のいずれかに該当する者
1.大学院修了後、建設コンサルタントなどの業務に関する5年以上の実務経験がある。
(博士課程や博士課程後期の在学期間は実務経験とみなす。)
2.大学卒業後、建設コンサルタント業務などで7年以上の実務経験がある
3.短期大学や高等専門学校卒業語、建設コンサルタントなどの業務で9年以上の実務経験がある
4.高等学校の卒業後、建設コンサルタントなどの業務で11年以上の実務経験がある
5.中学校卒業後、建設コンサルタントなどの業務で14年以上の実務経験がある
■試験内容
RCCM試験AとRCCM試験B両方の試験を受験する必要がある。
RCCM試験A(130分)
・問題Ⅰ 受験する専門技術部門の業務経験(記述式)
・問題Ⅱ 業務関連法制度、建設一般の知識、技術者倫理等(多肢択一式)
RCCM試験B(130分)
・問題Ⅲ 管理技術力(記述式)
・問題Ⅳ 土木関連の基礎的技術知識と受験する部門の専門技術知識(多肢択一式)
■実施機関
一般社団法人「建設コンサルタンツ協会」(民間資格)