職業能力開発促進「技能検定」とは?
職業能力開発促進「技能検定」とは、都道府県職業能力開発協会が実施する試験である。
職業能力開発促進法に基づいて行われる。
働く上で身に付ける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度だ。
全部で131種類の試験がある。
・都道府県職業能力開発協会が実施:111種類
・民間の試験機関が実施 : 20種類
都道府県職業能力開発協会が実施する試験は厚生労働省が定めた実施計画に基づき、中央職業能力開発協会が
試験問題等を作成、実施については各都道府県がそれぞれ行う。
試験に合格すると合格証書が交付され、技能士を名乗ることが可能。
企業にとっては、若い技能者の習熟度を確かめられる・技能士がいることで高い技術力を持つ証明となると
いったメリットがある。
【試験概要】
■等級
基本的には、試験の難易度によって1級・2級・3級に分かれるが、職種によっては難易度を分けないで
行うものもある。
■実施方法
実技試験と学科試験により行われ、両方の試験に合格することが必要
■受験資格
原則、等級ごとに決められた年数以上の検定職種に関する仕事の経験が必要
■合格ライン
原則として実技試験は60点以上、学科試験は65点以上
【建設関係の技能検定は32種類】
造園、さく井、建築板金、冷凍空気調和機器施工、石材施工、建築大工、枠組壁建築、かわらぶき、とび、
左官、築炉、ブロック建築、エーエルシーパネル施工、タイル張り、配管、厨房設備施工、型枠施工、
鉄筋施工、コンクリート圧送施工、防水施工、樹脂接着剤注入施工、内装仕上げ施工、熱絶縁施工、
カーテンウォール施工、サッシ施工、自動ドア施工、バルコニー施工、ガラス施工、ウェルポイント施工、
塗装、路面標示施工、広告美術仕上げ
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/ability_skill/ginoukentei/index.html)