ジョンソンタウンとは？
ジョンソンタウンとは、入間市にある米軍ハウス（平屋の古いアメリカの住宅）と平成ハウス（現代的な低層新築住宅）などが連なる住宅街である。戦前、陸軍航空士官学校があった地域で、戦後に米軍のジョンソン基地となった。
周辺には駐留している米軍属家族向けに建設された住宅が建設された。
日本に返還された後、住民が減少し、一時はスラム化したが、2000年代初頭から復興の動きが始まった。
古くなった住宅がリノベーションされ、現在のような街並みに変化していった。
街には、カフェや雑貨屋・ヘアサロン・歯医者・接骨院など生活に必要なお店から、撮影スタジオやダンス教室などのカルチャーまで、個性豊かな50を超える店舗が揃う。
1棟まるまる貸し切り可能な施設は長期滞在も可能だ。
米軍ハウスは、下見板にペンキ仕上げの外壁・セメント瓦の屋根・オリジナルのフロアなどに当時の面影が残る一方、
断熱材や水回り・内装は一新。
外観にこだわり、左右対称の窓やデッキやテラスを設けるなど、全体の統一感やコミュニティも意識したつくりになっている。
平成ハウスとは米軍ハウスの雰囲気を継承した現代的低層新築住宅だ。
建築基準を満たし、現代で得られる最高の安全性と快適性および美観を確保したデザイナーズハウスである。
陽が注ぎ込む大きな窓に、解放感あふれる吹き抜け天井の広いリビングルームが魅力的だ。
戸建て・二戸長屋・三戸長屋の３タイプがある。
ジョンソンタウンには、Jフラッツと呼ばれるセキスイハイムM1のアパートメントもある。
1970年からほぼ自動化された工場でコンテナサイズに作られた。
18㎡から30㎡の単身者向けの物件が中心だ。
築年数は30年超だが、フルリノベーションを実施している居室も多い。
街には塀がなく、隣や近所に誰が住んでいるのかわかる空間で、日本では珍しい空間となっている。
