建コン(建設コンサルタント)とは?
建設コンサルタントとは、社会資本の設計や事前調査・計画立案・監理業務を行うことを事業として行っている者のことである。第二次世界大戦後に公共のインフラの再建を迅速に行うために誕生した。
建設コンサルタントの取引先は、主に市・区役所や国土交通省などの行政機関である。
ダムや堤防・橋・空港・道路などのインフラ、すなわち社会資本整備は、国や地方自治体などの発注者・建設コンサルタント・建設会社の三者が中心となって進められる。
原則税金で行われるため、公平性・透明性を担保するために設計者と施工者を別事業者が担う。
そのため、公共事業を担うものの一般職なのが特徴で、国と国民の中立的な立場が求められる。
土木に関する21の登録部門全部、または一部に関して建設コンサルタント業務を行っている者が、一定の要件を満たした場合に、国土交通大臣の登録が受けられる。
登録要件は次の3つ。
・登録を受けようとする部門に、技術士法による第二次試験に合格をした専任の技術管理者がいること
・経営力があること(具体的には、法人であれば資本金500万円以上自己資本が1,000万円以上であること)
・登録申請者および役員が欠格要件に該当しないこと
国土交通大臣の登録有無に関わらず、建設コンサルタントの営業は自由に行うことができる。
では、登録するメリットは何か、次の3点が考えられる。
・会社としての信用度が高くなる
・公共工事が受注可能
・入札等の参加時に確認が簡素化できる
今後新たな公共事業などが進むにあたり、建設コンサルタントの需要や重要性は高まることが予想される。
※出展:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001236250.pdf)