土木研究所とは?
国立研究開発法人土木研究所とは、国土交通省が所管する国立研究開発法人で、土木関連の研究所の中では日本を代表する研究所である。
2006年4月に、独立行政法人土木研究所と独立行政法人北海道開発土木研究所が統合して発足した。
そもそもは建設現場の土木技術の基礎を確立することを目的としていた。
戦後から高度経済成長期においては、技術の基準等を策定しより使いやすいものに改定することが
役割となった。
現在では、国土交通省や地方公共団体によるインフラ整備の現場で発生する技術的課題を解決するため、
現場ニーズを踏まえた、課題解決型の研究開発を行っている。
また、その成果を現場に反映させることで、社会資本の効率的な整備や的確な管理を促し、社会へ貢献することを使命としている。
加えて、災害発生時には、国土交通省や地方公共団体から要請を受け、全国どこでも、
速やかに技術支援(被災要因等に関する調査や迅速な災害復旧に向けた指導
等)を行っている。
土木研究所は国土交通省、国土技術政策総合研究所、財務省、民間企業や大学、学会などとのつながりがある。
中でも、上記の研究内容から、国土交通省地方整備局や都道府県、市町村との結びつきが強い。
土木研究所職員による被災状況調査の様子
※出展:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/saigai/kumamoto_research.html)