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EIR・BEPとは?

EIRとは、Employer Information Requirementsの略で、発注者情報要件のことである。

Employer   :雇い主
Information :情報
Requirements:要件

個別プロジェクトの納入させるBIMデータの細かな内容、プロジェクトのこれまでの歩み、活用方法、契約上の役割分担などが定めされている。
発注者によりテンプレートに則って作成され、受注者の選定や契約に先立って入札者に提示されるものである。


一方、BEPとはBIM Execution Planの略で、BIM実行計画のこと。

BIM   :BIM(Building Information Modeling)
Execution:実行
Plan    :契約

入札者から発注者に対して、個別プロジェクトにおけるBIMの使い方を新たに生み出すものとされている。
入札者が自らの知識や経験をもとに、BEPのテンプレートに沿って業務の条件の確認書類として案件を提示する側に知らされる。
案件の受ける人材が決定後、発注者と契約の打ち合わせを行う。
その上でBIMの発行しているガイドラインやEIRを参照しながらBEPを更新し、両方の合意をもって契約後BEPとして共有される。

EIRの発注者情報要件は主に以下である。
・技術面
 ソフトウェアにおけるプラットフォームやデータ変換の指定、詳細レベルの定義など
・管理面
 採用規格の指定、BIMにおける情報構築 や責任に対する役割分担、協働方法等、
 プロジェクト進行に伴う情報プロセス管理
・発注者のデータ利用面
 発注者への情報交換データ形式によるデー タ納入の目的、BIMモデル成果物の詳細


※出展:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001311476.pdf
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