全建統一様式とは?
全建統一様式とは、安全書類の様式のことである。安全書類の書き方を統一することを目的に、一般社団法人全国建設業協会が定めた。
全国建設協会とは、全国各地の建設業団体によって構成された組織である。
建設業の発展などを目的に、活動を行っている。
全権統一様式の策定も、活動のひとつである。
安全書類は、建設工事に関わる業者が、作成しなければならない書類である。
これまで安全書類の形式は、事業者ごとに異なる形式を使っていた。
下請会社は、元請会社の作成したフォーマットにそって書類を作る必要があった。
これでは書類作成に手間がかかり、法令の改正時に、必要事項の記載もれが発生する可能性がある。
この問題を解決するために定められたのが、全建統一様式である。
現在では、安全書類を作成する建設業者の間で、幅広く採用されている。
全建統一様式を採用することで、大きく2つのメリットがある。
ひとつは、書類作成の労力が少なくなる点である。
全建統一様式を使用すると、共通の形式で、安全書類を作成できる。
事業者ごとに異なるフォーマットを使って、資料を作成する手間が省ける。
また、誰が書類を作成しても、同じ書類になる。
もうひとつは、信頼性の高い書類を作ることができる点である。
全建統一様式は、定期的に見直しや修正が行われている。
建設業法の改正に合わせて、書類の形式も修正される。
そのため、記載が必要な内容を網羅し、法令にも準拠した信頼性のある書類を作ることができる。
※出展:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001236201.pdf)