点群データとは?
点群データとは、点の集まりで構成されたデータのことである。ポイントクラウドとも呼ばれることもある。
点群データは、3次元の位置情報と色情報で構成される。
写真と同様、多くの点が集まって画像となる原理を利用している。
点群データから3Dの図面を作成することも可能。
点群データは、測定を行った時点でデジタル化されるデータである。
そのため、コンピュータを使ったデータ活用がしやすいメリットがある。
デジタル活用が増える中、点群データが利用される場面が増えている。
点群データの取得には、レーザースキャナーを使う方法がある。
対象物にレーザーを照射し、反射した光の位相や、光が対象物から跳ね返ってくるまでの時間を使って
計測する。
レーザースキャナーを使用して、レンズを中心に、360度全方位の測定が可能である。
レーザースキャナーで測定できるのは、レーザーが届く範囲のみである。
正確な点群データを取得する為には、レーザースキャナーの位置を変えて、複数回計測する必要がある。
その他、ドローンなど無人飛行機を使った写真測量などで点群データを取得する方法もある。
対象物を異なる位置から複数枚撮影し、そのデータを3次元形状復元作業をし、点群データを取得する。
点群データは、首都高速道路の測量、図面の作成などに活用されている。
いくつかの自治体では、点群データをオープンデータとして公開している例もある。
しかし、公開するだけでは、データの活用にはつながらないという課題がある。
用途に合わせ、データを活用できる仕組み作りが進められている。
※出典:国土交通省(https://www.cgr.mlit.go.jp/yamaguchi/i-construction/pdf/h30/benkyou2/a03osarai.pdf)