インフラツーリズムとは?
インフラツーリズムとは、トンネルやダムなどのインフラ施設を見学、体験することである。多くの人にインフラへの理解を深めてもらうこと、地域に人を呼び込むことを目的としている。
社会科見学など、インフラ施設を開放して、訪れた人が施設内を見学できるような仕組みは以前からあった。
それを地域活性化、雇用拡大につなげることがインフラツーリズムの目的である。
国土交通省は「インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト」を立ち上げ、
積極的にこの取り組みを推進している。
国土交通省は2018年度に、5つの地域をインフラツーリズムのモデル地区に選定した。
モデル地区は以下の通り。
・鳴子ダム
・八ッ場ダム
・天ヶ瀬ダム
・来島海峡大橋など瀬戸内しまなみ海道
・鶴田ダム
各モデル地区で取り組みを行い、インフラツーリズム拡大に向けた課題、改善点の検討が行われている。
また、国土交通省は、ポータルサイトを開設し、情報を発信している。
ポータルサイトでは、インフラ施設や様々なツアーが公開されている。
現在では、旅行会社とインフラ関係者が共同で実施する民間ツアーも増えている。
インフラツーリズムの拡大は、建設業への理解や、重要性を再確認する機会にもなる。
※出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001331522.pdf)