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WTO対象工事とは?

WTO対象工事とは、日本国以外の企業も入札に参加できる公共工事のことである。

WTOとは、World Trade Organization の略であり、世界貿易機関のこと。
1995年に設立され、貿易に関する国際ルールの制定や貿易課題への取り組みなどを行っている。

World    :世界
Trade    :取引(貿易)
Organization:組織(機関)

日本国以外の企業も入札に参加できる理由は、「政府調達に関する規定」の中に
「政府機関等の調達において自国の業者と他国の業者を差別しないこと」と定められているためである。

入札に参加するための条件は次の2つ。

①WTOに加盟している国の企業である
WTOには日本を含めて164の国が加盟しており、加盟国の企業でなければWTO対象工事は出来ない。

②入札額が一定の基準額以上である
基準額は2年に1度見直しされており、2022・2023年度は以下の通り。
・国発注の案件  :工事 6億8000万、設計・コンサル業務 6800万
・地方自治体の案件:工事22億8000万、設計・コンサル業務2億2000万

日本国外の企業も参加できることにより、ライバル意識が高まる。
また、金額が高額なので、契約できれば、企業にとっても大きな実績になると考えられる。
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