2022/02/16

CPD(シーピーディー)とは？

Continuing Professional Developmentの略で継続教育を意味し、
技術者としての能力を示す為に使われる実績データのことである。

Continuing ：継続した
Professional ：専門的な
Development：発展

運営は、建設系CPD協議会が行っている。
主な加盟団体は下記の通り。

・公益社団法人　日本技術士会
・公益社団法人　日本建築士連合会
・公益社団法人　日本コンクリート工学会
・公益社団法人　地盤工学会
・一般財団法人　建設復興基金
・一般財団法人　全国測量設計業連合会　
・一般財団法人　全国建設技術協会
・一般財団法人　全国土木施工管理技士会連合会

加盟団体のプログラムを受講することにより「CPD単位」が技術者に与えられる。
プログラムには講習会や見学会などの形態で行われる。
内容は、技術的なものから、施工管理分野、倫理・法令分野、マネジメント分野まで様々用意されている。

技術者はCPD単位の取得により、技術向上への姿勢を客観的に証明可能となる。
CPD単位取得のためのプログラムは技術士、建築士、土木施工管理技士などの
資格保有者であれば誰でも参加できる。

CPD単位を取得することにより、様々なメリットがある。
企業としては、技術者の能力を客観的な指標で提示できる。
また、建設工事の入札などでCPD単位数が評価の対象となる場合があるため、
工事の落札率を高めることが出来る。

個人としては、CPDプログラムへの参加により、スキルアップがはかれる。
社内研修が少ない中小規模企業の社員にとっては、プログラムの参加が有効な学習の場となる。