中小企業省力化投資補助金とは?
省力化製品の導入費用を一部補助することで、中小企業の生産性や売り上げアップを支援し、賃上げにつなげることを目的とする制度である。
■中小企業省力化投資補助金の概要
・補助対象
人手不足状態にある中小企業で、労働生産性の年平均成長率3%向上を目指す事業
・補助内容
カタログ掲載の汎用製品(IoT・ロボット等)の導入費用の一部
既に所有しているものの置き換えも、省力効果が認められる場合は補助対象となる。
・補助額
200万〜1000万円 (※従業員数に応じて変動し、賃上げ要件達成で増額される)
・補助率
一律で2分の1以下
・補助金の申請・手続き
省力化製品の導入を支援する「販売事業者」よりサポートを受けてすすめる。
【製品カタログについて】
製品カテゴリと業種が掲載されており、自社の課題やニーズに合った製品を選ぶことができる。
【製品カテゴリ(建設業の物を抜粋)】
清掃ロボット、測量機(自動視準・自動追尾機能付き 高機能トータルステーション)、パランサ装置、地上型3Dレーザー スキャナー、GNSS測量機(RTK)、マシンコントロール・マシンガイダンス機能付ショベル、シンダーコンクリート解体機、チルトローテータ付ショベル、建設現場作業ロボット(鉄筋組立作業ロボット)
※2025年1月現在、登録製品数が0の製品カテゴリもある。
(引用:中小企業省力化投資補助金 製品カタログ)
■中小企業省力化投資補助金を利用する際の注意点
省力化への投資コストを押さえ、業務の効率化・売り上げ拡大が図れるメリットがあるが、利用する際の注意点は次のとおりである。
・カタログに掲載されていない製品を購入した場合は、補助対象にならない。
・新規事業(新規創業や新事業展開)の場合は補助の対象外となる。
・省力化製品を意図的に放置していた場合など、補助事業者に過失が認められた場合は、返還となる可能性がある。