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建設業経理検定とは?

建設業に特化した会計知識や会計処理能力を認定する試験のことである。

試験は一般社団法人建設業振興基金の主催で行われ、一般的な経理の知識に加え、業界独自のルールや専門用語の理解と処理能力が問われる。

1級~4級に分かれており、試験に合格すると建設業経理士として認定される。

 

■建設業経理士資格取得のメリット

資格取得は知識と能力の証明になるため、個人・在籍企業の両者にメリットがある。

【個人のメリット】

・建設業界での転職、就職時に有利になる。

・資格手当の支給などを受けられる可能性があり、収入アップが期待できる。

 

【企業のメリット】

・公共工事の入札時に必要な経営事項審査において、1級および2級建設業経理士の在籍は加点対象となる。

 

■等級と難易度について

1級~4級の対象や問われる知識は次のとおりである。

 

・1級

(対象)経営管理や会計監査に携わる人向け。

建設業の財務諸表や会計に関する高度な知識が求められる。

 

・2級

(対象)経理実務の中核を担う人向け。

建設業の基本的な会計処理や原価計算の知識を問う。

 

・3級

(対象)決算等に関する初歩的な実務に携わる人向け。

建設業経理の基礎知識を問う。

 

・4級

(対象)初心者

初歩的な建設業簿記の仕組みが問われる。 

 

■検定試験について

1.開催回数

試験は等級によって、年間の開催回数が異なる。

 1・2級 … 年2回

 3・4級 … 年1回

 

2.受験資格

誰でも受験することが可能である。

4級から受験しなければならないという決まりはなく、はじめから1級を受験することもできる。

 

(参考)建設業経理士検定1級試験について

・試験科目は、3科目(財務諸表、原価計算、財務分析)あり、すべてに合格しなければならない。

・1科目合格後、5年以内に残りの2科目に合格すると「1級建設業経理士」の合格証が交付される。

 

3.資格更新について

1級および2級建設業経理士は、試験合格後5年を経過した際に、「登録経理講習」を修了しなければならない。



応急危険度判定士とは.jpg
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