防火安全技術者とは?
東京都火災予防条例に基づき認定される公的資格で、防火安全の専門家として調査を行い、対象建築物の防火安全性を高める役割を担う。
■防火安全技術者になるためには
講習の受講と、講習後の試験に合格することが条件となる。
資格の有効期間は5年間で、更新には再講習(対面形式またはオンライン形式)の受講が必須となっている。
■防火安全技術講習について
防火安全技術講習は年3回行われており、受講対象や講習内容は次のとおりである。
1.受講対象
誰でも受講できるが、設備設計業や建築設計業、建築リフォーム業、消防設備業などにおいて、次の業務に従事する人が主な受講対象である。
・防火対象物における避難管理に関する計画や施工
・火気使用設備等の設置に関する計画や施工
・消防用設備等の設置に関する計画や施工
2.講習内容
3つの課程(防火避難課程、火気電気課程、消防設備課程)があり、個別受講が可能となっている。
■防火安全技術者の種類
防火安全技術者は修了した課程の数によって2つに分類される。
1.防火安全技術講習修了者(第一種)
防火安全技術講習課程を全て修了した者で、防火安全に関して総合的な業務に従事する。
(業務内容)
・各種届出内容の調査
・防火安全に関する調査
・消防検査への立ち合い
・優良防火対象物認定基準適合状況調査
・防火基準適合状況確認票による事前調査
2.防火安全技術講習修了者(第二種)
防火安全技術講習を1課程または2課程修了した者で、修了した課程に対応した業務に従事する。
(業務内容)
・修了した専門課程に対応した、各種届出内容の調査
・優良防火対象物認定基準適合状況調査(防火避難課程及び火気電気課程修了者)
(引用:東京防災救急協会boukaanzen.pdf)