公的資格とは?
国家資格と民間資格の中間に位置する資格で、省庁(文部科学省・経済産業省など)や大臣、自治体などが認定している資格のことである。
取得には、試験や講習などを受ける必要があるが、取得すると、専門知識やスキルの証明になるため、キャリアアップにつながりやすい。
【例】
下水道管理技術認定試験・移動貯蔵タンク定期点検者・ビル経営管理士・配電制御システム検査技師・簿記検定・診療報酬請求事務能力認定(医科)・登録販売者・介護支援専門員など
公的資格は、一定の社会的信用度や信頼があり、企業や業界内でも評価されやすく、国家資格に準じる資格として、多くの業界で活用されている。
また、資格は公的資格のほかに国家資格・民間資格があり、それぞれの特徴は次のとおりである。
1.国家資格
国が認定し、法令に基づいて定められた資格のこと。
社会的な信用度が高く、業界や企業での認知度も非常に高い。
資格を持たなければ従事できない「業務独占資格」や、資格を持っていることが業務上優遇される「名称独占資格」(例:管理栄養士、社会福祉士など)があるため、法的権限がある。
【例】
医師、弁護士、社会保険労務士、保育士、フォークリフト運転技能者、クレーン運転士など
2.民間資格
企業や業界団体などの民間組織が認定しており、特定の分野において能力を証明する手段として活用されている資格である。国家資格のような法的拘束力はないが、資格によっては、業界標準として信頼度が高い資格もある。
【例】
ソムリエ、トリマー、アロマテラピー検定、インテリアコーディネーター、医療秘書技能検定など
