CCUS認定登録機関とは?
一般財団法人建設業振興基金(以下基金)が認定する団体のことである。
CCUS認定登録機関は、基金との委託契約のもと、CCUSへの登録申請の受付や登録情報の審査、申請内容の登録を行う。
CCUSは、Construction Career Up System の略称で建設キャリアアップシステムを指す。
Construction :建設技術
Career: 職歴・経験
Up :高める
System:仕組み
このシステムは、建設業に従事する技能者の資格や技能、経験した現場などの情報を蓄積することで、技能者の適正な評価と処遇等への反映を目指している。
これを建設業の共通のインフラとして推進するため、国土交通省では、令和5年度からあらゆる工事でのCCUS完全実施を目指した施策を官民一体で実施している。
また、技術者がCCUSへ登録申請する場合インターネットと窓口(CCUS認定登録機関)で行うことができる。
CCUS認定登録機関窓口での申請は対面で行うことができるため、インターネット申請が困難な技能者や、写真付きの証明書がない場合の申請の受け皿となっており、受付業務においても重要な役割を担っている。
〈CCUS認定登録機関の応募・認定要件〉
① 建設業を営む事業者又は建設業に関係する団体など、応募可能な事業者であること。
② 募集地域に開設する事業者であること。
③ 人員配置や受付時間などの認定基準を満たしていること。
④ 登録申請業務を行っている事業者の場合、CCUS認定登録機関の認定を受けた後は当該業務を行わないこと。
⑤ 選考後、所定の手続きを経て基金との委託契約を締結すること。
CCUS認定登録機関は、2023年2月時点で全国に237カ所開設されているが、未開設の都道府県もあり、その充実が急務となっている。
そのため、未開設の都道府県などを対象に公募を行い、開設を進めている。