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「ウォーターPPP」とは?

「ウォーターPPP」とは、水道や下水道、工業用水道など水分野の公共施設を対象とした新しい官民連携である。民間業者が長期的に公共施設を管理することができる「管理・更新一体マネジメント方式」と「コンセッション方式」がある。

PPPは(Public Private Partnership)の頭文字をとったもので英語を直訳すると「官民連携」という意味だ。

官民連携で公共施設を管理していく方法には受託期間や業務範囲の広さでレベルにより民間が介入できる業務範囲が広がる。「管理・更新一体マネジメント方式」はレベル3.5、「コンセッション方式」はレベル4となっている。

令和5年6月2日に行われた第19回民間資金等活用事業推進会議において、「PPP/PFI推進アクションプラン(令和5年改定版)」が決定した。

◾️レベル3.5 管理・更新一体マネジメント方式の要件
1.原則10年の長期契約
2.発注者が求める性能や品質要件を満たす変わりに、具体的な仕様や方法は業者に任せる方法
3.維持管理の更新と一体化マネジメント(更新実施型か支援実施型)
・更新実施型
 維持管理と更新を一括で民間に委ねる方式。
・更新支援型
 更新は地方公共団体が実施し、更新計画案の策定やCM方式※により地方公共団体の更新業務を支援する。
※CM(コンストラクション・マネジメント)方式:建設プロジェクトにおいて建築や設備のプロであるコンストラクション・マネジャーが技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立ち設計の検討業務の全てか一部を行う方式で管理者の任意で選択することもできる。
4.プロフィットシェア
契約時に見積もった工事費や維持管理費が、企業努力や新技術導入等で縮減した場合には削減できた費用を官民でシェアする事ができる。

レベル3.5「管理・更新一体マネジメント方式」の期間で政府と協力して状況把握と修復を行い管理、維持、更新(改善)を行い、レベル4「コンセッション方式」に移行する流れになっている。
この流れにより自治体の課題解決が進み、持続可能な水道・下水道事業の実現が期待されている。





出典:国土交通省ウェブサイト
ウォーターPPPについて
ウォーターPPP導入検討の進め方について

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