2024/01/10

地域インフラ群再生戦略マネジメント（群マネ）とは？

地域インフラ群再生戦略マネジメント（以降、群マネ）とは、道路、公園、上下水道のような複数・多分野のインフラを「群」として捉え、市区町村が効率的・効果的にマネジメントすることである。

国土交通省は令和5年8月に「群マネ」の取り組みを地方自治体に広めるための２つの検討会を立ち上げた。

・地域インフラ群再生戦略マネジメント計画策定手法検討会（群マネ計画検討会）
　計画策定が行われモデル地域の計画策定支援等を行いつつ、「群マネ」の計画として盛り込むべき内容や検討におけるポイント等について具体化を図り、手引き等を作成するため議論されている。

・地域インフラ群再生戦略マネジメント実施手法検討会（群マネ実施検討会）
　維持管理等の業務の実施について議論され、モデル地域の包括的民間委託等について検討支援を行い、検討上のポイントを整理するとともに、包括的民間委託の手引きの拡充等について議論されている。

国土交通省より令和5年9月6日〜10月5日まで募集が行われ、令和5年12月1日に群マネの全国展開に向けたモデルケースとして11件（40地方公共団体）のモデル地域が発表された。

適切な支援体制の確保や、取組・話し合いの状況、広域連携の実現性が高い案件を重視するといった観点から3グループ（広域連携：Aグループ、Bグループ、単独：Xグループ）に分けて支援が行われる。

群マネモデルに選定された３グループに分けられた地域は次の通りである。

●Aグループ
大阪府（岸和田町、泉大津市、貝塚市、和泉市、高石市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町）
兵庫県（養父市、豊岡市、朝来市、香美市、新温泉町）
奈良県（宇陀市、曽爾町、御杖村、東吉野村）
島根県（益田市、津和野町、吉賀町）
和歌山県（橋本市、かつらぎ町、九度山町、高野町）
広島県（安芸太田町、北広島町）

●Bグループ
北海道（幕別町、音更町）
山口県（下関市）

●Xグループ
秋田県（大館町）
滋賀県（草津市）
広島県（三原市）