CASBEE(キャスビー)評価とは?
CASBEE評価とは、建築物の環境性能で評価し格付けする手法である。CASBEEは、Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiencyの頭文字を取ったもので、キャ
スビーと読む。
省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムだ。
認証のほか、SDGsに対応したチェックリストや感染対策チェックリストを発表している。
日本で開発された評価システムで、国土交通省の支援のもと産官学共同プロジェクトとして開発が行われている。
CASBEEは5段階で評価される。
・Sランク :素晴らしい
・Aランク :大変良い
・B+ランク:良い
・B-ランク:やや劣る
・Cランク :劣る
CASBEEは建築物のライフサイクルに対応して、
・CASBEE-企画
・CASBEE-新築
・CASBEE-既存
・CASBEE-改修
の4つの評価ツールから構成され、デザインプロセスにおける各段階で活用される。
■地方自治体におけるCASBEEの活用事例(市区町村により異なる)
・建築物の新築、増築は工事着手の21日前までにCASBEEによる評価結果の提出義務
・届出された建築物環境計画書の概要をインターネット・窓口で公表
・マンション広告への評価結果表示義務
・金融機関との連携による融資優遇
■民間企業におけるCASBEEの活用
評価結果の自主的な公表によるアピールや物件のプロポーザル要件とするなどの取組例がある。
出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/common/001208131.pdf)