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外壁ラスモルタルとは?

外壁ラスモルタルとは、外壁の下地にラス網と呼ばれる金網を使い、その上にモルタルを塗って仕上げた施工法である。
モルタルは、セメントと砂を混ぜたものに水を加えて練り混ぜたもので、コンクリートの鉄筋のように、ひび割れを防ぐのに効果的な材料である。

モルタルは圧縮力に強く、ラス網が引張力に強いので、ラスモルタルは相互に補完しあって強度を保つことが可能だ。
現在、外壁材の主流派サイディングボードだが、1980年代まで日本の一般住宅の外壁に最も多く使われていた。
しかし、左官職人の減少により、ラスモルタルは少数派となった。

■モルタル外壁の仕上げ種類
・吹付リシン
・吹付タイル
・吹付スタッコ
・左官仕上げ

■モルタル外壁のメリット 
・デザインの自由度が高い(特に左官仕上げは手仕上げならではの温かみがある)
・手仕事の重厚感があり意匠性に優れている
・目地や継ぎ目がない
・金属のように温度が高くならないため、夏場の冷房費節約に役立つ
・耐久性に優れている
・耐火性に優れている(厚さ15mm以上で防火構造、20mm以上で準耐火となる)

■モルタル外壁のデメリット
・熟練した職人が必要(特に左官仕上げ)
・ひび割れしやすく防水性能は高くない
・汚れが目立ちやすい
・施工コストが高くなる傾向がある

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