建設マスターとは?
建設マスターとは、優秀施工者国土交通大臣顕彰者の通称である。建設産業に従事している現役の技能者の中で、第一線の現場作業に従事し、卓越した技術・技能を有している「ものづくりの名人」を指す。
建設業の健全な発展に資することを目的として平成4年度に創設された。
■対象者
建設現場において工事施工に直接従事し、現役として活躍している建設技能者のうち、特に技能・技術及び人格に優れ、後進の指導・育成により「建設」の質の維持向上に貢献できる者
■選考方法
業界団体・都道府県及び地方整備局から推薦を受けた者について、優秀施工者国土交通大臣顕彰審査委員会が審査し選考する。
※優秀施行者国土交通大臣顕彰審査委員会とは、学識経験者・業界関係者・行政関係者等から構成する審査委員会である。
令和4年7月8日現在の委員会メンバーは以下の通り11名
・天野 宏昌 (一社)日本建築板金協会会長
・岩田 正吾 (一社)建設産業専門団体連合会会長
・大野 繁幸 (一社)日本タイル煉瓦工事工業会会長
・岡村 美好 山梨大学大学院准教授
・奥村 太加典 (一社)全国建設業協会会長
・佐藤 隆彦 (一社)全国コンクリート圧送事業団体連合会会長
・谷脇 暁 (一財)建設業振興基金理事長
・古阪 秀三 立命館大学客員研究員(委員長)
・マリ クリスティーヌ 異文化コミュニケーター
・宮本 洋一 (一社)日本建設業連合会会長
・義村 敦子 成蹊大学教授
(敬称略:50音順)
■選考項目
・工事施工に際し、必要とされる優秀な「技」を持っているか?
・工事施工に際し、多大な貢献をしている「ポイントゲッター」であるか?
・後進の指導育成に積極的に取り組む「先生」と言えるか?
・安全・衛生面の向上に配慮する「セーフティー&クリーンマン」か?
・建設現場に従事する者が模範とすべき「優れた人格」を持っているか?
■顕彰方法
年1回顕彰式典が実施される
国土交通大臣から顕彰状が授与され徽章を贈呈される