造園修景士とは?
造園修景士とは、造園士や庭園士を総合的に管理する仕事を行う者である。植木職人として独立後、特に公的な仕事を受注するには有利な資格だ。
一般財団法人 日本造園修景協会にレポートを添えて申請を行い、認定されると資格が取得できる。
造園修景士には、造園修景士と上級造園修景士の2種類があり、上級造園修景士は造園修景士の上位資格に当たる。
資格取得にはレポートの提出が必要だが、試験は不要である。申請に必要な要件のハードルが高く、有資格者は多くない。
■申請要件
資格の申請を行うためには、下記の要件を満たす必要がある。
ただし、要件はあくまでも目安であり、提出された申請書類をもとに造園修景士資格認定委員会において厳正な審査のうえ決定される。
〇造園修景士
①一般財団法人 日本造園修景協会の会員であること
②学歴・資格に応じて記載年数の実務経験があること
・大学卒業後5年
・短大卒業後8年
・高校卒業後12年
・学歴が上記以外で20年
・1級造園施工管理技士で1年
・2級造園施工管理技士で4年
・委員会で必要な学歴または資格と同等以上の知識があると認められたもの
〇上級造園修景士
①一般財団法人 日本造園修景協会の会員であること
②学歴・資格に応じて記載年数の実務経験があること
・大学卒業後10年
・短大卒業後15年
・技術士(実務経験不要)
・大学・短大の教授(実務経験不要)
・研究機関の学者(実務経験不要)
・1級造園施工管理技士で10年
・委員会で必要な学歴または資格と同等以上の知識があると認められたもの
■申請に必要なもの
・資格認定料:30,000円(税不明)
・レポート
実務経歴書又は業務概要書の中から代表的なものを1つ選び、レポート(1,000字程度)を作成し提出する
■資格取得のメリット
・造園業での活躍が期待できる
・植木職人として独立後、公的な仕事を請けやすくなる