植栽基盤診断士とは?
植栽基盤診断士とは、植栽基盤・土壌・植物・植栽に関する知識と経験があり「植物が良好に育つ土壌環境」を整える専門家である。一般社団法人 日本造園建設業協会が実施する認定試験に合格後、登録を行うことで資格が取得可能だ。
■試験概要
〇学科試験
受験料 :5,300円(税込)
受験資格:
次の全ての要件を満たしている者が受験可能だ。
(1)植栽基盤診断士補(※注)である者
(2)植栽基盤整備又は植栽に関する調査、設計、施工又は管理の実務経験が2年以上ある者
(3)以下のいずれかを満たす者
①1級造園施工管理技士である者
②2級造園施工管理技士で当該資格取得後において造園に関する調査、設計、施工、又は管理の実務経験が2年以上ある者
③1級造園技能士である者
④2級造園技能士で当該資格取得後において造園に関する調査、設計、施工、又は管理の実務経験が2年以上ある者
⑤樹木医である者
⑥技術士【建設部門(都市及び地方計画、建設環境)、森林部門(林業・森林土木)、環境部門(自然環境保全)、総合技術監理部門】である者
⑦RCCM【造園部門】である者
⑧登録ランドスケープアーキテクトである者
⑨造園に関する調査、設計、施工、又は管理の実務経験が10年以上ある者
試験内容:4者択一式20問(60分) / 計算・記述式選択1問(90分)
・植栽基盤・土壌・植物に関する知識
・基礎的な土壌診断及び処方
〇実地試験
受験料 :37,800円(税込)
受験資格:過去3年以内に学科試験に合格していること
試験内容:
土壌診断の5項目(土壌断面、土性・土色、化学性、土壌硬度、透水性)と総合的な内容(受験申込書、技術レポート)について口頭試問
※事前に技術レポートの提出が必要
■登録
実地試験に合格後、登録認定を行うことにより「植栽基盤診断士」と称することが可能
登録料 :10,500円(税込)※有効期間は5年
■直近の試験の合格者(2022年)
・学科試験 79人
・実地試験 68人
■資格取得のメリット
造園業での活躍が期待できる
(※注)植栽基盤診断士補になるには、学科研修・実技研修を受け、修了試験に合格する必要がある。受講資格:なし