宅地造成設計士とは?
宅地造成設計士とは、都市計画法第31条及び宅地造成等規制法第9条第2項に定める設計者のことである。一般財団法人 全国建設研修センターが実施する宅地造成技術講習を全て受講し、考査に合格することにより資格が与えられる。
※都市計画法は、街づくりのルールを定めた法律
※宅地造成等規制法は、崖崩れや土砂の流出が生じやすい区域を規制区域と定め、その区域内での宅地造成については許可が必要という法律
■受講対象者
宅地造成及び宅地開発事業に携わる者
※宅地造成設計士の資格を取得するには、宅地造成等について10年以上の実務経験が必要
■講習概要
講習会費:72,000円(税込)
日程:5日間
講習内容:(2022年度の例)
・宅地開発の計画
・都市計画法
・宅地造成等規制法
・宅地造成と地盤工学
・宅地造成における地盤調査
・宅地造成における軟弱地盤対策及び地盤の液状化
・宅地開発と道路
・宅地造成におけるのり面及び擁壁の設計
・開発許可・宅造許可申請の実務
・宅地開発と環境アセスメント
・宅地開発における雨水流出抑制対策
・宅地開発と下水道
・宅地開発と都市計画
・宅地災害と宅地防災対策
修了考査:2時間(テキスト・ノート・電卓の使用可)
■資格取得のメリット
・地盤品質判定士協議会が実施する「地盤品質判定士検定試験」の受験資格が得られる