建築コスト管理士とは?
建築コスト管理士とは、建築に関するコスト管理全般を担う専門家である。企画・構想から維持・保全、廃棄にいたる建築のライフサイクル全般に渡って、コストマネジメント業務に関する高度な専門知識及び技術を有する。
公益社団法人 日本建築積算協会が実施する試験に合格し、登録を受けた者に称号が付与される。
登録を受けるには日本建築積算協会の正会員になる必要がある。
■資格取得の推奨者
・発注者側のプロジェクト責任者・担当者
・設計事務所のプロジェクト総括責任者あるいはコスト担当者
・建設会社のコスト部門担当者あるいは工事部門幹部や設計部門プロジェクト総括責任者
・積算事務所のプロジェクト総括責任者
・官公庁のコスト管理関係者
・海外プロジェクト・外資系プロジェクト責任者・担当者
■受験資格
①建築積算士の称号を取得後、更新登録を1回以上行った者
②5年以上の建築関連業務経験がある者
③一級建築士に合格し登録した者
■試験概要
受験料:29,700円(税込み)
試験方法と出題範囲
〇学科試験:四肢択一 60問 2時間30分
・新☆建築コスト管理士ガイドブック第1章~第4章
・建築積算士ガイドブックのうち第6章~第 8章・第10章
〇短文記述試験:記述式(問題に対する解答を200字以内の短文で記述) 5問 2時間
・新☆建築コスト管理士ガイドブック第1章~第4章
・建築積算士ガイドブックのうち第6章~第 8章・第10章
■登録
登録料:15,400円(税込み)
更新料:8,800円(税込み)
登録の有効期間は5年間で、CPD(継続能力開発)制度の必要単位数を取得したことで登録の更新が可能だ。
■資格取得のメリット
「RICS (Royal Institution of Chartered Surveyors:英国王立チャータード・サベイヤーズ協会)」に入会し、国際資格である「Chartered Quantity Surveyor(QS)」を取得することが可能