瓦屋根工事技士とは?
瓦屋根工事技士(かわらやねこうじぎし)とは、瓦の構法や設計・施工・品質管理など、瓦屋根の工事に関する適正な知識と技能を有していることを証明する資格である。一般社団法人 全日本瓦工事業連盟が実施する瓦屋根工事技士資格試験に合格し、登録することで資格が与えられる。
主な業務は、瓦を用いた建築物の屋根を葺く(ふく)工事や作業員の管理業務だ。
■瓦屋根工事技士研修
瓦屋根工事技士研修会を受講することが推奨されており、受講後に試験に臨む人が多い。
研修日程:1日(7時間)
研修内容:
・建築の基礎的な知識
・瓦屋根工事の構法・設計・施工・品質管理等
・関連法規
受講料:20,000円(テキスト代含む)
申し込み:受講申込・受験申込は、一般社団法人 全日本瓦工事業連盟の組合事務所にて販売(1セット500円/郵送の場合は750円)
※申し込みは試験と同時に行う必要がある
■試験概要
受講資格:瓦屋根工事に関する3年以上の実務経験を有する者
受験料:15,000円
登録料:5,000円(合格した場合の登録料)
試験方式:
・四肢択一式 30問 80分
・記述式 3問 80分
■資格取得のメリット
・建設会社・瓦屋根工事業者での活躍が期待できる
・かわらぶき技能士と合わせて取得すれば、瓦屋根診断技士の受験資格を得られる
■直近とその1つ前の受験者数&合格率
令和3年度の試験は令和2年度と比べて、受験者数は+61人の106人、合格者数は+43人の72人、合格率は+3.5ポイントの67.9%という結果だった。