再開発プランナーとは?
再開発プランナーとは、主にマンションや密集市街地の共同建替え、市街地の再開発事業などの業務を行う街づくりの専門家である。一般社団法人 再開発コーディネーター協会が主催する再開発プランナー試験に合格した専門技術者が登録を行うことで資格が与えられる。
■受験資格
筆記試験:20歳以上なら誰でも受験可能
実務試験:3年以上の実務経験
※実務経験とは、都市再開発法に基づく市街地再開発事業等に限定されず、広く都市の環境形成につながる土地や建物に係わる事業の企画、調査、計画、設計、工事、権利調整、資金調達、販売、管理運営等の業務に携わったことを指す。
行政経験・大学等における大学卒業後の研究活動も対象である。
■受験概要
筆記試験案内書:1部1,300円(税込み)
受験料:22,000円(税込み)
試験内容:学科試験(2時間)実技試験(3時間)
出題内容:
【学科試験】原則として四肢択一式
・市街地再開発事業及びマンション建替え事業に係る法律等
・都市計画法等関連法規
・不動産関連法規
・評価・補償
・その他都市再開発に関連する基礎知識
【実技試験】記述式
・市街地再開発事業及びマンション建替え事業の手続き
・事業計画及び権利変換計画の作成並びにその他の都市再開発の事業の企画
・事業計画及び権利調整に係ること
■登録
実務経験審査に合格すると、登録され再開発プランナー登録証が交付される。
登録者は一般社団法人再開発コーディネーター協会に備える再開発プランナー登録簿に登録される。
■資格取得のメリット
・再開発分野の専門家として活躍できる
・再開発を行う企業への転職に有利
■合格者数
2022年度の実務経験審査合格者数は、226人だった。
■資格保有者数
再開発プランナー登録者数は4,105人(2023年2月1日現在)