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常温溶射管理技士とは?

常温溶射管理技士とは、鋼構造物の常温金属溶射における高い技術を有することを証明する資格である。
鋼構造物常温溶射研究会が実施する試験に合格した者に資格が与えられる。
平成13年より技術セミナーを開催し、常温金属溶射の普及を図ると共に、施工管理の精度向上を目指し「常温溶射管理技士」制度が導入された。

「金属溶射」とは鋼材の腐食を防止する古典的な技術であり、鋼材を腐食から守る防錆処理の1つである。

■受験資格
次のいずれかに該当する者が研修を受けると受験可能である。
・2級施工管理技士(土木・建築)または同等以上の管理技術の資格を有する者
・2年以上の「亜鉛・アルミニウム常温金属溶射」工事管理の経験を有する者

■研修及び試験概要
受験料:新規 20,000円/ 更新10,000円(税不明)
概要:
【新規研修】
・基調講演「常温金属溶射技術とSDGsの関連」
・常温金属溶射に関する研究成果発表
・金属溶射の概要(第1章)
・溶射施工・施工管理(第2章/第3章)
・新設及び既設橋の常温金属溶射設計(第4章/第5章)
・試験(1時間)
【更新研修】
・基調講演「常温金属溶射技術とSDGsの関連」
・常温金属溶射に関する研究成果発表
・新設及び既設橋の常温金属溶射設計(第4章/第5章)
・試験(1時間)
※試験は研修終了後に行う(更新は論文審査)

■登録
合格者が登録申請を行うと、常温溶射管理技士として登録され、資格証が交付される。
登録は3年毎に更新手続きが必要だ。
登録料:新規 10,000円/ 更新5,000円(税不明)

■直近とその1つ前の受験者数&合格率
2019年度の試験は、2018年度の試験に比べて、受験者数は+39人の107人、合格者数は+41人の107人、合格率は+3.0ポイントの100%という結果だった。
※2020年度・2021年度は更新試験のみで、新規試験は行われていない。

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