プレストレストコンクリート技士とは？
プレストレストコンクリート技士とは、プレストレストコンクリートの計画・設計・施工・管理のスキルを証明する資格である。橋梁・道路・港湾・防災施設などを建設する際のコンクリート工事に携わる。
※プレストレストコンクリートとは、予め応力を与えられたコンクリートのこと
英語表記はPrestressed Concreteで、PCと略されることがある。
公益社団法人プレストレストコンクリート工学会が実施する試験に合格した者が登録を行うことで与えられる。
受験要件ではないが、オンデマンド動画配信の受講が推奨されている。
■講習概要
受講料：個人正会員10,000円 / 非会員12,000円
講習内容：
・計画と設計
・材料およびコンクリートの施工
・PC鋼材および緊張工
・PCクラウト
・架設および安全管理
■受験資格
PC技術関係業務に5年以上の経験を有する者が受験可能である。
大学で、土木工学もしくは建築学に関する学科を卒業した者は、卒業証明書の提示で経験年数を1年短縮可能だ。
■試験概要
申込書類：1,000円（税込み）
受験料：11,000円（税込み）
試験方法：筆記試験（選択式・記述式）
選考基準：
プレストレストコンクリートの計画・設計・施工および管理に十分な専門的知識と経験を有することを筆記試験および経歴書で判定する。
■登録
試験の合格者には、合格通知と共に、登録及び資格者証交付申請書が送られる。
登録すると「プレストレストコンクリート技士」の称号が付与される。
登録料：16,500円（税込み）有効期間は4年間
■資格取得のメリット
生コンクリートを取り扱っている会社や建設会社への転職で有利になる。
■直近の試験の合格者数
令和4年度（第30回）の合格者は80名だった。
