完成工事高(かんせいこうじだか)とは?
建設会社の売上高に当たるもの。
一般の会社は、決算期の中で売った物やサービスの合計額が売上高になるが、建設会社は工事を行うことが目的なので、決算期の中で、どの位の工事を完成させたかを指標としており、完成させた工事額の合計が完成工事高である。
完工高(かんこうだか)と略されることが多い。
工事の期間が決算期をまたぐ場合は、工事途中の部分的な完成を計上することもある。また、建設会社は不動産販売などを行っている場合もあり、その売上と区別する意味でも用いられている。
大手建設会社(ゼネコンなど)の売上高のほとんどは、「完成工事高」に不動産販売など「工事以外の売上高」を加えたものなので、建設会社本来の規模は、売上高ではなく完工高を見るのが正しいといえる。