歩掛 (ぶがかり) とは?
工事の積算や工程づくりで必須になるものです。工事のある作業を行うとき、決まった単位において(単位数量)どれだけ手間や時間や材料が必要になるのか、などを数値化したものです。
例えば、「1m3の土を掘るには1日8時間で2人の作業員が必要になる」→【2人・日/m3】、これが人力で土を掘る作業の歩掛です。これに、土をどれだけ掘るのか、作業員の人件費がいくらか、「数量」と「単価」が分かれば、この作業の費用を算出することができます。
仮に、土を掘る量を5(m3)、作業員の一日当りの人件費を10,000(円)とすれば、5[m3]×2[人・日/m3]×10,000[円/人・日]=10万円という費用が計算できます。
また2人で作業するなら、1日1m3の掘削なので作業には5日間が必要になるという事も分かり、工程を作成する際の根拠にもなります。