[電気通信工事]施工管理技士とは？

昨年(2019年)から新たに設置された建設業界の国家資格で、
７種類ある「施工管理技士」のうちの一つです。

(1)土木施工管理技士
(2)建築施工管理技士
(3)管工事施工管理技士
(4)電気工事施工管理技士
(5)造園工事施工管理技士
(6)建設機械施工技士
(7)電気通信工事施工管理技士

これまでも「電気工事施工管理技士」がありましたが、
インターネットの普及・拡大などから新たに新設されたものです。

その名の通り「電気工事」ではなく「電気通信工事」を扱う資格ですが、
では、この似たような２つの工事の違いは何でしょうか。

「電気工事」の例

・街にある電柱上に送電線を架設する工事
・山間部を横断する送電線・鉄塔を設置する工事
・ビルやマンション・住宅等で電気を配線しコンセントや分電盤、照明などを設置する工事
・工場やポンプ場などで発電・送電・変電設備を設置する工事
・電力会社から供給された高圧電力を一般に使用できるよう低圧に変圧する工事

「電気通信工事」の例

・建物内にＬＡＮ回線（電話回線など）を設置する工事
・インターネット回線（光ケーブルなど）を地中に埋設する工事
・スマホなど携帯端末の基地局を鉄塔やビルの屋上への設置する工事
・監視カメラや放送装置等を街頭の鉄柱へ設置する工事

例をみて分かるように「電気通信工事」は、
電話、テレビ、インターネットなど「情報通信設備」に関する工事のことで
扱う電力量が小さいのが特徴です。