サブコンとは?
サブ(Sub)コントラクター(contractor)を略した言葉です。
サブは「次」、コントラクターは「請負人」なので
ゼネコンなど元請会社の次に、工事を請け負う建設会社のことで
いわゆる1次下請会社です。
ただし、工事の1次下請すべてがそうなのではなく、
その中でも電気・空調・衛生など「設備工事」を行う会社だけを
サブコンと呼んでいます。
大工工事、内装工事、外壁工事など
工事にはたくさんの種類がありますが、
設備工事には工事費用が高いという特徴があります。
照明などの電気設備、エアコンなどの空調設備、トイレなどの衛生設備、
いずれも設備材料だけで高額になることが大きな理由です。
工事費用が高額になれば、
それを行う設備会社の売上も必然的に大きくなります。
大工や内装・外壁を行う工事会社に比べると
設備会社の規模は数倍から数十倍にもなります。
要するに設備会社は規模の大きい会社が多く、
ゼネコンより売上が大きい会社は何社もあります。
「サブコン」という言葉は「ゼネコン」を連想させます。
ゼネコンは世間一般で「大きな会社」というイメージがありますが、
1次下請の中でもゼネコン並みに規模の大きい会社=設備会社だけが
サブコンと呼ばれています。