ゼネコンとは?
ゼネラル(general)コントラクター(contractor)を略した言葉です。
ゼネラルは「総合的」、コントラクター「請負人」という意味なので、
建設業界で工事を「総合的に請け負う会社」のことを言います。
ゼネラル・コンストラクション(construction)の略だと
言う人もいますが、コントラクターが正解でしょう。
ビルやマンション、道路や橋など建設物をつくる作業が工事ですが、
一つの工事は、大工工事、電気工事、内装工事、水道工事、塗装工事など
さまざまな専門工事の上に成り立っています。
そして日本では、専門工事は「専門工事会社」が行っています。
例えばマンションを作る場合、
発注者は、専門工事ごとに別々の会社に工事を発注するとなると
手間暇がかかるうえ、工事全体を管理しなければなりません。
一般的なコンクリートのマンションであれば、最低でも10や20の専門会社を
相手に毎日打合せが必要になるでしょう。
更に工事が完成したあとも専門工事に欠陥があった場合、都度々々該当する
専門工事会社と協議しなければなりません。
こういった面倒な事を省いて工事全体を管理し、
専門的な知見を持ってアドバイスしてくれるのがゼネコンです。
発注者からマンション工事を一括して請負い、
いくつもの専門工事会社に再発注し管理していきます。
各専門工事の打合せも完成後の欠陥対応も全てゼネコンが行います。
多岐に渡る専門工事を「総合的」に「請け負い」工事を完成させるのが
ゼネコンです。