マンホールのない町
前回、ブログ記事に私の故郷、群馬の下仁田町のことを書きましたが、先週終った建設エンジニア向けの研修でも、私が受け持つ「下水道の普及率」という講義で下仁田町はよく出てきます。
下水道の普及率は、正式には「下水道処理人口普及率」のことで、その町にどれだけ下水道が整備されているかという指標です。
公益社団法人の日本下水道協会というところが、全国の市町村別の一覧を公表していますが、下仁田町の欄を見ると「*」となっており数字がありません。注意書きには「*は下水道整備予定のない市町村を示す。」とあります。そうです、下仁田町には下水道の整備予定がない(=下水道がない=マンホールがない)のです。
実はこの一覧で全国を見てみると「*」印の市町村は下仁田町以外にもたくさんあります。こうした市町村はどうして整備しようとしないのか、じゃあ下水は一体どう処理しているのか・・・。私の講義ではそんな事について話をさせてもらってます。