ACF工法とは?
ACF工法とは『アドバンスト・コンクリート・フィニッシュ工法』の略称である。現場で簡易に添加できる粉末状の凝結促進用混和材(ACF)を生コン車に投入するだけで、コンクリートが凝結硬化するまでの時間を短縮できる。
コンクリートの凝結の進行が遅くなる寒冷期でも、通常期と同レベルの凝結速度を確保できるので、概ね 3~5 時間程度の作業時間短縮効果が見込め、仕上げ作業に早期に着手することが可能となり、作業従事者を長時間勤務から解放できるメリットがある。
耐寒促進剤など液体状の混和剤を利用する場合、コンクリート材料の一部として配合設計を行う必要が生じるが、サルフォ系塩を主成分とする粉末状の混和材であるACFは、現場に到着した生コン車に必要量を投入した後、ドラムを高速攪拌して均一に分散させるだけで、凝結を促進させることができる。